たった2行の言葉が引き出した、
本物のプログラミング的思考とは?
みなさんこんにちは!
壱里山プログラミングすく~るです。
先日開催いたしました「ハロウィンスキンコンテスト」、たくさんの温かいご閲覧と熱い応援を本当にありがとうございました!
閲覧数で見事 第1位 に輝いたのは……
IRUKA殿(イルカくん) の作品です!おめでとうございます!🎉
本日は、見事1位を勝ち取ったイルカくんの作品が「なぜこれほどまでに多くの人の心を動かしたのか」プログラミング教育の視点からその秘密を紐解いてみたいと思います。
■ 1位を獲得した作品のプロンプト(指示文)
イルカくんが動画制作にあたって入力したプロンプトは、実はわずかこれだけでした。
> 「ドッペルゲンガー」
> 本人が寝ているとき、本人の影から抜け出して、本人と同じ生活をしている。
たった2行、文字数にして40文字程度です。
「えっ、たったこれだけ?」と思われるかもしれません。
しかし、この「たった2行に削ぎ落としたこと」こそが、今回の作品を最高にクリエイティブなものにした最大の勝因でした。
■ プログラミングの本質「無駄を省く(軽量化・抽象化)と表現力」
プログラミングやシステム開発の世界には、重要な美学があります。
それは「表現したい核心を保ちながら、いかにコード(言葉)の無駄を省くか」というせめぎ合いです。
何百行もダラダラと長いコードを書けば良いプログラムになるわけではありません。むしろ、無駄な記述が増えるほど処理は重くなり、バグが生じやすくなります。
説明しすぎない強さ:
「どんな服を着ていて」「どんな部屋で」「どんな表情で」と細かく指定しすぎると、AIやシステムの持つ表現の自由度が奪われ、こじんまりとした作品になってしまいます。
核心だけを鋭く言葉にする:
イルカくんは「寝ている本人の影からドッペルゲンガーが出てきて同じ生活をする」という、ハロウィンにふさわしいダークで魅力的なコンセプトだけに絞り込みました。
無駄な装飾を削ぎ落として世界観の「核」だけを言葉にしたからこそ、暗闇で不気味に目が赤く光り、影が静かに夜を過ごすという濃密な映像美が引き出されたのです。
■ 「引き算の思考」が育む、これからの時代に必要な力
AIやプログラミングツールが進化するこれからの時代、重要になるのは「ツールの操作手順を丸暗記すること」ではありません。
自分の頭の中にある漠然としたイメージから不要なものを削ぎ落とし、「一番伝えたい核心(コンセプト)をシンプルな言葉に置き換える力(=抽象化力)」です。
イルカくんは今回のコンテストを通じて、単にマイクラのスキンを作っただけでなく、プログラマーやトップクリエイターに必要な「削ぎ落とす美学と表現力のバランス」を見事に見せてくれました。
改めて、
1位を獲得したイルカくん、本当に
おめでとうございます!そして、それぞれのこだわりと想いを込めて作品を創り上げた全生徒のみなさん、素晴らしい挑戦をありがとうございました!
壱里山プログラミングすく~るでは、これからも子どもたちの「好き」や「発想力」を伸ばし、一生モノの思考力へと繋げる学びを全力でサポートしてまいります。